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今後の就活に役立ちそうな【観光英語検定】ってなに?
私は何度かTOEICを受けたことがあるのですが、「TOEIC以外でも何か手軽に受けれる英語の試験はないかな」と探していたところ、
とても気になる資格を見つけました。
【観光英語検定】
観光英語検定が一体どんなものか、この記事では紹介しようと思います。
観光英語検定とは?
「観光英語検定試験」(Tourism English Proficiency Test)とは、全国語学ビジネス観光教育協会によって実施されている民間資格。
国際人としての英語力を身につけることを目的とし、外国人とのコミュニケーション を観光の分野を通してその運用能力を計る試験。
出題の内容は生活に密着した一番身近な英語ですが、「筆記試験」 では英語習得の基本である、「読む、聞く、書く、話す」の能力を試問し、また「リスニング試験」で写真やイラストを使って実務に役立つ工夫をしています。
勿論、出題は筆記、リスニングとも旅行、観光等に絞られています。
出題の傾向は空港、交通、ホテル、観光、ショッピング等の実際場面を想定したもの。
加えて観光に必須の文化(国内外・異文化)、地理、歴史の知識も問われます。
【観光英語検定】は、こんな人におすすめ!
- 海外旅行をツアーではなく個人で楽しみたい
- 海外旅行の計画を独自で立てたい
- スペシャリストとして観光英語能力をチェックしたい
学生や、旅行を楽しみたい方、純粋に旅が好きな方、及び観光業界の方は、ぜひ受験されることをお勧めします。
【観光英語検定】は今後役立ちそうな可能性。受けてみる価値あり!
まだまだ「観光英語検定」の認知度は低いようですが、2020年のオリンピックに向けてますます増加している訪日観光客。
接客業、サービス業界に携わりたい人は是非持っておきたい資格。
訪日外国人は、年々こんなに増加しています。
【観光英語検定】の難易度って、どれくらい?
観光英語検定には1級~3級まであります。分かりやすくTOEICや英検と比べてみると、以下のようなかんじです。
観光英語検定3級レベル:TOEIC220~470点、英検3級程度
約3,000語の語彙力、基本的な文法・構文(高等学校中等学年程度の学習内容)の理解度をみる。
(1)海外グループ旅行の時、少数の同僚と一緒に英語を使って行動することが出来る。
(2)国内で外国人に道案内やパンフレット類を英語で説明出来る。
観光英語検定2級レベル:TOEIC470~600点、英検2級程度
約5,000語の語彙力、適切な文法・構文(高等学校修了程度の学習内容)の理解度を見る。
(1)海外で個人旅行をする時、個人で旅程を組み、乗り物やホテルの予約、また単独で観光や買物等を英語で対処することが出来る。
(2)国内で外国人に観光地や名所旧跡等を英語で紹介出来る。
観光英語検定1級レベル:TOEIC600~860点、英検準1級・1級程度
約8,000語の語彙力、正確な文法・構文(専修学校修了以上の学習内容を取得している、または、最低2~3年以上の業務経験がある)の理解度をみる。
(1)海外で日本人客を接遇し、英語で添乗業務が出来る。
(2)国内で外国人に観光地や名所旧跡等を英語で通訳ガイドが出来る。
(3)国内のホテルや他の場所で外国人に英語で充分な接遇が出来る。
(4)海外における風俗習慣や国際儀礼等の異文化を英語を介して理解、かつ紹介出来る。
1級になるとレベルが一気にあがるそうです。
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観光英語検定の問題集を買ってみた!その内容は?
TOEICの点数だけ見ると「2級でもいけるかな?」と思ったので、2級用の問題集を購入してみました。
本屋ではいくら探しても見つかりませんでしたが、AMAZONで買うことができました。今の所ネットか通販でしか買えないようです。
観光英語検定の問題集は、2700円とやや高め。
TOEICの問題集といい、観光英語検定の問題集といい問題集全般高価ですね。
使い終わったらメルカリに出せば良いかと思い購入。
【追記】試験後、メルカリに出品後すぐに2000円で売ることができました。安く買いたい方はメルカリで探しても◎。新品で購入しても、需要があるので、すぐに売ることができますよ!
中身はこんなかんじ。リスニングのCD付きでした。
【観光英語検定】の問題例。TOEICとのあまりの問題の違いに驚き。
観光英語検定の問題を見てびっくり。
英語がわかってても、わからない答えがたくさんありました。
【観光英語検定】というだけあって、問題内容は全て、観光地に関わることばかり!!
しかも、単なる観光で使う英語ではなく、旅行の添乗員さんレベルじゃないとわからないのではないか?という内容もありました。
本の中身は著作権などの関係で全て載せることができませんが、一つ例をあげます。
The( )was built in 1473 for Pope Sixtus IV.
The wonderful frescoes of the Creation on the barrel-vaulted ceiling and the Last Judgement on the end wall were painted by Michelangelo.
上記は問題例の一部分です。
「このカッコ内を、四つの選択肢の中から選びなさい。」という問題。
読んでみて、答えが想像つくでしょうか?
答えは、【システィナ礼拝堂】
選択肢は他に、ドゥオモ、サン・マルコ寺院、サン・ピエトロ大聖堂がありました。
※もちろん選択肢も全て英語で書かれています
【観光英語検定】は、英語がわかる人より、旅行業界の人に有利!
上で紹介したような問題は、英語がわかっているだけじゃ決して解けない問題ですよね。観光地についての知識も必要となってきます。
しかも【システィナ礼拝堂】というのは、バチカン美術館の入場券を買って初めて入れる場所。
行ったことのある人であっても、「バチカン美術館の中にあった絵だ」と覚えている人はいても、「絵が描かれていた場所は【システィナ礼拝堂】だ」ということをパッと思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか?
ちなみに私は、一年以内に行ったばかりなのにすっかり忘れていました。
◆システィナ礼拝堂についてはこちら◆
観光英語検定を受けるなら、公式問題集は必須!
このような観光に特化した問題は、例えTOEIC990あっても分からない人は分からない問題です。決して英語力だけで解ける問題ではありません。
「観光英語検定」を受ける人は、公式問題集を買うことをお勧めします。
※ちなみに、the Last Judgementとは「最後の審判」
この絵についての問題でした。みなさん一度は教科書で見たことがあるのではないでしょうか?
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【観光英語検定】は、 旅行好きには有利!
上記の他にも、様々な観光についての問題がありました。
その中には日本についても問題も数多くあり、日本人の私たちでも馴染みのない土地、お祭りなどについての問題も数多くありました。
問題を見てみて、TOEICの目安の点数はあまりあてにならないだろうということが分かりました。
英文法や英単語が分かっていても、観光地、観光名所などについての知識が皆無だった場合、かなり不利になると思います。
逆に、英文法、長文読解が苦手な人でも、
- 「日本の観光地について詳しい」
- 「今まで色々な観光名所に行ってきた
- 「地理に詳しい」
という旅行好きな人には非常に有利になるテストです。
しかし、かなりマニアックな観光地や日本の伝統的お祭りなどの問題も多くありました。
必ず公式問題集に目を通しておきましょう。
【観光英語検定】は、観光業に就く人にとっては楽しい試験かも?
しかし、これから「観光業」に携わっていきたいという人にとっては、
“勉強していても楽しい” そして “就活に役立つこと間違いなし”の資格なのではないでしょうか。
気になる方はこちらのHPから是非チェックしてみてください☟
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最後まで読んでいただきありがとうございました。