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紅葉ピークの涸沢カールに行ってきました!
わたしが前々からずーーっと行きたいと思っていた涸沢カールにいってきました。
今年は紅葉が1週間遅れたおかげで、運良く見頃の時期に行くことができました!
涸沢カールとは?
出典:PIXTA
涸沢カールの直径は約2kmで、カール底の標高は2,300mである。カール壁の最高点は、槍・穂高連峰の中でも最も高い奥穂高岳(標高3,190m)で、カール壁上端からの比高は約900mあり、日本最大規模のカールである。涸沢は穂高登山の中心地であり、夏には色とりどりのテントが数え切れない程ならぶテント場を見ることができる。また、南側を吊り尾根、東側を北尾根と、標高の高い稜線に遮られた北向きの沢であるため、夏場でも残雪が多く残るので、夏スキーのゲレンデとしても賑わいを見せる。また、近年は紅葉の名所としても有名であり、三段紅葉とも呼ばれる岩場と木々のコントラストが見られるため、見頃の季節には全国からおびただしい人数の登山者が訪れる。引用:Wikipedia
日本一の紅葉とも言われる涸沢カール。そんなところに紅葉どピークに行くことができました。
今回の記事では、実際に涸沢カールに行ってきた工程と感想、所要時間などを紹介しようと思います。
涸沢カールはどこにある?
涸沢カールは、上高地の河童橋から歩いて約6時間の場所にあります。距離にして約15kmほどあります。
上高地〜涸沢カールのコースタイムは?
涸沢カールまでの標準コースタイムは往復12時間ほど。
引用:ヤマケイオンライン
道のりは長いけれど優しい道。
かなり歩いて行かなくてはならないですが、年配の人にも大人気!
道のりは長いですが、険しい道はなく、比較的初心者でも登りやすいです。
ただし、途中から登山道に変わりますので、初心者向けと言っても十分な装備は必要になります。
長時間の登山になるので、時間に余裕を持って出発しましょう!
スタートは上高地バスターミナル
スタート地点は、上高地バスターミナル。
この写真は夕方16時頃になりますが、紅葉の時期は、平日にもかかわらず人で溢れかえっていました。朝も同じように混んでいました。
上高地は、山の上でもないのにこ〜んなに絶景!外国人観光客もたくさん訪れていました。
有名な河童橋はこちら。
綺麗すぎ!
綺麗なんですが、ここで時間をくうわけにはいかないのでぐんぐん進みます。
体力に自信のない人は、涸沢カールまでに1泊挟むのも手。
涸沢カールに着くまでに、3つのキャンプ場と1つの宿を通ります。体力がない人はここでまず1泊してしまうのも手。行きで2日かけて、帰りは1日で降りてくる2泊3日パターンもあり。
1泊するなら徳沢か横尾がおすすめ。
もしも途中で1泊するのであれば、徳沢か横尾で1泊するのがおすすめ。
その他の場所だと上高地バスターミナルからほど近い場所なので、翌日の歩く距離をほとんど縮めることができません。どちらも宿もテント場もあります。徳沢には外来入浴できる山小屋もあるので、お風呂に入りたければ徳沢がおすすめ。
徳沢はこちら。
上高地バスターミナル〜徳沢は約2時間。
徳沢は上高地バスターミナルから約2時間ほど歩いた場所になります。温泉はありませんが、徳沢ロッヂに行けば外来入浴があります。
こちらは徳沢園。徳沢園のすぐ脇にキャンプ場があります。売店も食堂もあります。
こちらが徳沢ロッヂ。徳沢ロッヂにもカフェラウンジや、ちょっとした売店あり。
【入浴時間】15:00-20:00
【入浴料金】大人800円、小学生以下500円
こちらが横尾。
横尾は外来入浴はありませんが、山小屋泊なら横尾山荘にお風呂があります。
公衆トイレは徳沢より綺麗でした。涸沢カールに行くには少し近くなるので、お風呂に拘らない人は1日目に横尾まで進めたら翌日少し楽になります。
徳沢〜横尾は約1時間。
もちろん上高地〜涸沢カールまで1日で向かう人もたくさんいるので、自分の体力と相談しながら進みましょう。
涸沢カールまで危険な箇所はほぼなし!のんびり景色を楽しみながら進もう。
涸沢カールまで長いですが、危険箇所はほぼなし。途中から斜度はやや急になりますが、それまではなだらかな道が続きます。
なだらかな道を歩き続けると、橋が出てきます。こちらが本谷橋。本谷橋沿いではランチしている人もたくさんいます。休憩場所にはもってこいの場所。
本谷橋を超えると、本格的な登りが始まります。ここから涸沢カールまではほとんど登り。ここで一気に標高をあげます。急勾配にはなりますが、整った登山道なので特に心配はいりません。
所々落石注意の場所があります。綺麗な景色ですが、落石が危険なので立ち止まらずに進みましょう。
涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐が見えてきたら、涸沢カールはいよいよすぐそこ!
上高地から6時間!涸沢カールに到着!
上高地から歩き続け、やっと涸沢カールに到着!紅葉ピークの時期だったので、平日でも大賑わいでした。
雲ひとつない青空。幸せ。
到着して、まずはテントを張ります。
涸沢カールでテント泊するなら、早めに着いてコンパネを借りるのがおすすめ!
涸沢カールでテント泊をする予定なら、コンパネをレンタルするのがおすすめです。
1枚500円でレンタルしていますが、数に限りがあるので、紅葉ピーク時の9月末〜10月頭は早いもの勝ちになります。
涸沢カールのテント場はご覧の通り岩だらけなので、コンパネがあった方が快適にテント泊することができます。
石でゴツゴツしないというのもありますが、寝ている時も暖かいです。わたしはコンパネを借りることができたので快適に過ごすことができました。
テント場利用料・コンパネ代は後払いで◎
テント場の受付時間はその日によって変わるようですが、大体13:30前後。しかしそれまで待つ必要はなく、先にテントを張ってしまってOk!
コンパネも、テント受付時にしっかりと申告すれば先に借りておいて問題なし!
テント場は、涸沢ヒュッテに近い側から埋まっていきます。ギリギリに到着しないように気をつけてください。
リフレクティブガイラインがおすすめ!
もしも持っているならば、反射板のついたリフレクティブガイラインを持っていくのがおすすめです!
涸沢のテント場は、他のテント場とは違い、テント同士がひしめきあっています。また、テント場からトイレや水場までは少し距離があるため、暗くなってから歩くことも多々あるはず。そんな時にリフレクティブガイラインはとっても安全。
自分達以外にも自分のテントの周りを行き来するので、リフレクターが付いていると、他の人が自分達のテントにも気付いてくれるので、足を引っ掛けることなく非常に安全・安心なんです。
涸沢ヒュッテ・涸沢小屋泊の場合。
テント泊ではなく、涸沢ヒュッテまたは涸沢小屋泊をする場合、紅葉ピークの9月下旬〜10月上旬は大変な混雑が予想されるので、早めの予約がおすすめ。
また混雑のため、1つの布団に赤の他人と2人で寝るなんてことは日常茶飯事だそう。心しておきましょう。
涸沢ヒュッテの設備は?
涸沢ヒュッテには、トイレや水場もあります。テント場利用者もここのトイレ・水場を利用できます。
宿泊・テント泊以外の人は、トイレの利用に100円かかります。トイレは、和洋どちらもありました。
涸沢ヒュッテにはテラスもあります。ここで軽食も売っているので、カレーやラーメン、コーヒーやビールなどを買うことができます。天気が良ければ最高なロケーションです。
ランチを食べたら、のんびりして、夕方頃にはテントに戻り、早めに就寝。次の日の朝のモルゲンロートに備えます。
涸沢は日の入りの時間よりも思った以上に早く暗くなります。テント場が影に入るのが早いんです。寒くなるのも早いです。
涸沢カールのテント村の夜景も記念に見ておこう。
涸沢カールは紅葉時期になるとカラフルなテントでいっぱいになるんですが、これも涸沢泊の見どころになっています。
特に、テント村の夜景は幻想的で、山小屋泊の人も夜にわざわざ出てきて写真をとるほどなんです。
涸沢カールに泊まったのなら記念に見ておこう!
涸沢カールはモルゲンロートだけじゃなく星空もすごい!!
涸沢カールはモルゲンロートがとても有名ですが、モルゲンロートだけでなく星空もすんごい!!
涸沢カールの星空は、2時〜4時半頃までがとっても綺麗に見えます。流れ星も、天の川も見ることができますよ!
涸沢カールのモルゲンロート
涸沢カールは、モルゲンロートがとっても有名です!
モルゲンロートとは、朝焼けのことで、朝日の出る前に山がバラ色に美しく染まることをいう。アーベントロートAbendrot(夕焼け)とともに、山がもっとも美しく見える瞬間のひとつ。
運良く、モルゲンロートもこんなに綺麗に見ることができました。
日の出、日の入りの時間は毎日変わるので、必ず調べておきましょう。こちらヤマレコ で調べることができます。
この時間になると、たくさんの人がテントの外でその瞬間を見守っています。
この時間もまだまだ寒いので、しっかりとダウンジャケットなどで防寒しましょう。
涸沢カール〜上高地 下山は約5時間。
いよいよ下山。上高地までは約5時間。
上高地〜涸沢間は平坦な道が多かったので、下山でもあまり時間が短縮できません。時間に余裕を持って下山しましょう!
下山の時も景色が綺麗でなかなか足が進まない〜。
下山も登りと同様、時間に余裕のある人やのんびりしたい人は徳沢や横尾で泊まってもいいかもしれません。
涸沢カールの紅葉時期はいつ??
涸沢カールの紅葉ですが、例年9月中旬〜10月上旬。2019年度の今年は、例年より1週間ほど遅れて紅葉が始まったので、見頃が始まったのは10月1日頃でした。そこから10日頃まで見頃が続き、11日〜13日頃から落葉が始まりました。
天候や気温により紅葉時期は変動しますので、ちょこちょこ確認しておきましょう!
涸沢カール まとめ。
今回の記事では涸沢カールについて紹介させてもらいました。
登山をする人なら誰もが憧れるテント泊、涸沢カールでのテント泊ですが、ほんとにほんとに良かったです!!
景色はもちろん良いですけど、上高地からの道のりも絶景続きで飽きることなく、あっという間に涸沢に到着しました。
涸沢カールに行く予定のある人は、是非参考にしてみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。