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アークテリクスのマウンテンパーカの種類や違いは?
アウトドア好きなら1枚は持っておきたいマウンテンパーカ。防水・防風・透湿性を兼ね備えており、登山やキャンプではもちろん、自転車通勤や普段のレインウエアとしても幅広く使うことができます。
そんなマウンテンパーカにはたくさんの種類がありますが、中でも大人気なのがアークテリクスのマウンテンパーカ。
今や大人気のアウトドアブランド、アークテリクス。わたしも好きで色々なモデルを持っていますが、モデルがたくさん多すぎて、違いが全くわからないですよね。
ベータSLジャケットとベータSLハイブリッドジャケットの違いと選び方。
アークテリクスのハードシェルのなかでも特に人気なのが、ゼータSLジャケットとベータSLハイブリッドジャケット。
そんな人のために、今回の記事では、べータSLジャケットとベータSLハイブリッドジャケットの違い、用途、おすすめはどちらかなどを紹介しようと思います。
これから買おうか検討中の方、すでにどちらにしようか悩んでいる方、是非ご覧ください!
ベータSLジャケットの特徴は?
ベータSLジャケットについては何回か書かせてもらっていますが、ベータSLジャケットの特長を今回も紹介します!
夏のハイキングやトレッキングは予測不能な山の天気を伴います。ゼータ SL ジャケットはハイキング時の緊急用シェルとしてデザインされました。コンパクトなので急な嵐の備えになります。この超軽量、収納可能な緊急時の防水性ジャケットはPaclite®プラス製品技術によるゴアテックス生地から作られています。ミニマルなデザインと関節に沿ったパターンで、自由自在に動きにフィットします。WaterTight™のフロントジッパーとRS™スライダーの2つのハンドポケット付きです。ヘルメット非対応ストームフード™はハローアジャスターで固定可能。調整可能なカフとヘムで天候からあなたを守ります。引用:アークテリクス公式HP
- Goretexのパックライト
- 軽量でコンパクトになる
- 防水、防風、透湿性
- 2レイヤー
- 40デニール
- アークテリクスのシェルジャケットの中では1番手頃
- デザインがスタイリッシュ
- 山でも街でも使える
- アークテリクスのハードシェルの中ではエントリーモデルと言われている
- 色のバリエーションが多い
何が変わったのかというと、ゴアテックスの種類が変わりました。
ゴアテックスパックライトから、パックライトプラスへ改良されたのです。
パックライトプラスへ変わったことにより
- 肌に張り付きにくくなった。
- 表面がザラザラになったので下に着ているものへの干渉が減った。
- レイヤリングしやすくなった。
など様々な点が改良されました。また、ベータSLジャケットとゼータSLジャケットではシルエットも変わってきます。ゼータSLジャケットは、身幅が細くなり、丈がやや長めになり、よりスマートになりました。
ベータSLハイブリッドジャケットの特徴は?
次に、ベータSLハイブリッドジャケットの特徴を紹介します。
小さく折りたためるベータ SL ハイブリッド ジャケットは、考え抜かれて配置した2つのゴアテックス繊維を使うことで、軽量化に成功し、最高のパフォーマンスを引き出します。ボディの新しいPaclite® Plus製品技術で作られた、超軽量N40rゴアテックス素材はさらに素肌のような感覚で着用いただけます。GORE Cニットバッカー技術で作られた柔軟性のあるゴアテックス素材で、高い耐摩耗エリアを強化。ヘルメットとも併用できるストームフード™は広い視野を保ちながら全体をカバー。ピットジップで素早く換気が可能です。デザイン改良で、ボディの新しいPaclite® Plus製品技術で作られた、超軽量N40rゴアテックス素材はさらに素肌のような感覚で着用いただけます。引用:アークテリクス公式HP
- Goretexのパックライトと部分的にGoretex C-knit が使われている
- 防水、防風、透湿性
- ヘルメットアジャスターがついている
- 40デニール
- ベンチレーションがついている
- デザインがスタイリッシュ
- 山でも街でも使える
こちらがベータSLハイブリッドジャケットの特徴。ゼータSLジャケットとはいくつか違いがあります。
ベータSLハイブリッドジャケットは2レイヤーと3レイヤーのハイブリッド
ベータSLハイブリッドジャケットは2レイヤーと3レイヤーのハイブリッドで、肩部分だけ3レイヤーのゴアテックスC-Knitでできています。
https://arcteryx.com/jp/jp/shop/mens/beta-sl-hybrid-jacket
丸の部分だけ、微妙に色が違うのがわかりますか?この部分が、3レイヤーのゴアテックスC-Knit(ゴアテックスシーニット)でできています。
肩部分だけ3レイヤーになっているメリットは?
2レイヤーと3レイヤーの防水性は変わりませんが生地の強度が変わってきます。
当たり前ですが、2層の生地より、1枚増えた3層の生地の方が耐久性が上がります。
重たいバックパックを背負ったときより強い摩擦に耐えられるよう、ベータSLハイブリッドジャケットは肩部分だけ3レイヤーでできているのです。
かといってゼータSLジャケットで縦走できないわけではありません。わたしはゼータSLジャケットで過去に二泊三日の縦走をしたことがあり、天気も優れなかったのでハードシェルを着ている時間も結構ありました。しかしなんの問題もありませんでした。あくまでこの2つのジャケットを比べた場合、ベータSLハイブリッドジャケットの方が強いということです。
ベンチレーションは必要?
ベータSLハイブリッドジャケットにはハイドレーションが付いている!
その他、ゼータSLジャケットとベータSLハイブリッドジャケットの大きな違いはベンチレーションの有無。登山をする人なら、ベンチレーションの有無にこだわる人は多いと思います。
ハードシェルを着ていて、暑いけれど脱げない状況にいる場合、ベンチレーションを開けることにより体温調整することができます。
春夏の登山のみならベンチレーションはなくてもいいかも?
ゼータSLジャケットはベンチレーションがないからダメなのかというと、そういうわけではありません。
春夏しか登山に行かないのであれば、ベンチレーションはなくてもいいと思っています。
春夏の登山でもハードシェルを持っていきますが、気温が高く暑いときはハードシェルを着ないことも多いです。そんなとき、ハードシェルはザックの中に入れっぱなしになります。
ザックの中に入れっぱなしになったとき、軽くて小さいものと、重くて大きいものなら、間違いなく前者の方がいいですよね。ゼータSLジャケットはその前者にあたります。
軽さを選ぶか機能性を選ぶか
決してベータSLハイブリッドジャケットが重くて大きいわけではありませんが、ゼータSLジャケットは、軽さとコンパクトさを追求したモデル。
ベータSLハイブリッドジャケットよりも若干軽く、その代わりにベンチレーションがついていないのです。
カラーバリエーションの違い
ゼータSLジャケットとベータSLハイブリッドジャケットでは、カラーバリエーションが異なります。
カラーバリエーションが違うので、【好みの色がある方のジャケットを買う】という選び方をする人が意外と多いのです。
カラーバリエーションでいうとゼータSLジャケットの方がやや多く、BEAMS別注カラーがあるなど、タウンユースする人に関しては良い点が多いです。
ゼータSL Jacket とベータSLハイブリッドジャケットの違いと選び方。まとめ
この記事では、アークテリクスのゼータSLジャケットとベータSLハイブリッドジャケットの違いと選び方について紹介させてもらいました。
ハードシェルジャケットにも色々なモデルがあり、値段もピンキリですが、【高いジャケットだから良い、安いジャケットだから劣っている】という決め方ではなく、ハードシェルのモデル一つひとつに、それぞれに適した使い方があります。その適した使い方と、自分の求めているものがあっているか見極めることが大切です。
ゼータSLジャケットとベータSLハイブリッドジャケットで悩んでいる、2つの違いがわからなくて悩んでいる人がいたら、是非参考にしてみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。